
住み替えにリースバックを使う|売り先行でも仮住まい・二重引っ越し不要
住み替え(買い替え)でリースバックを使う方法を解説。先に自宅を売って資金を確定させながら、新居が決まるまで住み続けられる仕組み、仮住まい・二重引っ越しの回避、定期借家の活用と注意点をまとめます。
約8分で読めます
住み替えの悩みは「売るのが先か、買うのが先か」に尽きます。売り先行は資金が確定する半面、新居が決まるまで仮住まいが必要になり、引っ越しも2回。買い先行は住み替えやすい半面、売却額が読めず二重ローンのリスクがあります。リースバックは、先に売って資金を確定させながら、新居が決まるまで今の家に住み続けられる「第三の選択肢」です。
✓この記事のポイント
- 先に自宅を売却して資金を確定させ、賃貸として住み続けながら新居を探せる
- 仮住まいへの入居・退去が不要になり、引っ越しは新居への1回で済む
- 売却代金を新居の購入資金に充てられ、二重ローンを避けられる
- 退去時期の目安が決まっているなら、定期借家契約が合理的に使える
- 家賃が発生するため、新居探しが長引いた場合の負担も見込んでおく
売り先行の弱点を消す仕組み
通常の売り先行では、引き渡しまでに退去しなければならず、「仮住まいを借りる→新居へまた引っ越す」という二重の手間と費用がかかります。荷物の多い家庭や高齢の家族がいる場合、この負担は小さくありません。
リースバックなら、売却と同時に賃貸借契約を結ぶため、引き渡し後もそのまま住み続けられます。売却代金を先に受け取れるので新居の資金計画が立てやすく、住宅ローンの完済も済ませられます。仕組みの基本はリースバックとはを、通常売却との違いはリースバックと普通の売却の比較をご覧ください。
住み替えでの使い方と流れ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 査定・条件比較 | 複数社で売却価格・家賃・契約期間を比較する |
| 2. 売却・賃貸借契約 | 売却代金を受領し、ローンを完済。そのまま賃貸で居住 |
| 3. 新居探し | 資金が確定した状態で、焦らず新居を探す・建てる |
| 4. 退去・引っ越し | 新居へ1回だけ引っ越し。賃貸借契約を終了する |
注文住宅への建て替え待ちや、高齢者施設の入居待ちなど、「新居に入れる時期が少し先」の場面全般で同じ使い方ができます。
退去時期が読めるなら定期借家も選択肢
リースバックでは長く住みたい人には普通借家が安心ですが、住み替えのように「1〜2年で退去する予定」が明確な場合は、期間を区切った定期借家契約が家賃などの条件面で有利になることがあります。新居の完成時期・入居時期と契約期間のずれがないよう、余裕を持った期間設定にしましょう。契約形態の違いは普通借家と定期借家の解説をご覧ください。
注意点:家賃と「長引いた場合」を見込む
住み続ける期間中は家賃が発生します。家賃は一般に「売却価格×期待利回り÷12」が目安のため、居住が長引くほど手取り資金は目減りします。新居探しが想定より長引いた場合の家賃総額まで見込んで資金計画を立てましょう。また、定期借家の場合は期間満了で退去が前提となるため、新居の遅れに備えて再契約の可否も事前に確認しておくと安心です。家賃の考え方は家賃の決まり方で解説しています。
よくある質問
Q. 通常の売り先行とどちらが得ですか? A. リースバックは売却価格が市場価格より低くなる分、仮住まい費用・二重引っ越し費用がかからず、時間の余裕が得られます。価格差と仮住まいコスト・手間を比較して判断しましょう。
Q. 新居が決まったらすぐ退去できますか? A. 契約の解約予告条件によります。住み替え前提であることを伝え、中途解約の条件(予告期間・違約金の有無)を契約前に確認しておきましょう。
Q. 売却代金は新居の頭金に使えますか? A. はい。先に売却代金を受け取れるため、頭金や残代金に充てられます。住宅ローンが残っている場合は完済に充てたうえでの残額になります。
Q. 施設への入居待ちでも同じ使い方ができますか? A. できます。入居時期までの「つなぎ」として住み続ける使い方は、住み替えと同じ考え方です。高齢の方の活用は高齢者のリースバックもご覧ください。
まとめ
住み替えでのリースバックは、「売り先行の資金の確実性」と「住みながら探せる余裕」を両立できる方法です。家賃負担と契約期間の設計さえ確認すれば、仮住まい・二重引っ越しのストレスを避けられます。失敗しない選び方も参考に、複数社の条件を比較して判断しましょう。
関西エリアでのご相談・無料査定はお問い合わせフォームで承ります。住み替えスケジュールに合わせたご提案も可能です。
この記事の執筆・監修
リースバックス 編集部編集部
リースバック・不動産売却に関する情報を、公的機関や事業者の公開情報をもとに調査し、利用者目線でわかりやすくお届けする編集チームです。制度や相場は変化するため、最新情報は専門家への確認を推奨しています。
監修:松浦 誠大宅地建物取引士
株式会社ハース所属の宅地建物取引士。大阪・梅田を拠点に、リースバックを含む不動産売買・賃貸借の実務に携わる。実務者の視点から、記事内容の正確性を確認しています。
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