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飲食店・店舗のリースバックとは?居抜き売却との違いと活用法
法人・事業用

飲食店・店舗のリースバックとは?居抜き売却との違いと活用法

自社所有の店舗をリースバックすれば、営業を続けながらまとまった資金を確保できます。退去が前提の居抜き売却との違いを表で整理し、飲食店が商圏や常連客を守りながら資金化する方法と注意点を解説します。

8分で読めます

大阪・関西の法人向けリースバックのページでは、対象物件・仕組み・ご相談の流れをまとめています。

飲食店の資金調達というと「居抜き売却」を思い浮かべる方が多いですが、それは営業をやめる前提の選択肢です。土地建物を自社(またはオーナー)で所有しているなら、リースバックで営業を続けたまま現金化する道があります。

この記事のポイント

  • リースバックは店舗の土地建物を売却し、賃貸として借り直して営業を続ける仕組み
  • 居抜き売却は退去・営業終了が前提で、設備ごと次の借主・買主に引き継ぐ点が根本的に違う
  • 商圏・常連客・スタッフをそのまま守れるのがリースバック最大の利点
  • 得た資金は多店舗展開・業態転換・改装などの原資に充てられる
  • 対象になるのは不動産を所有している場合のみ(賃借中の店舗は対象外)

前提:店舗の「不動産」を所有していることが条件

リースバックは不動産の売買を伴う仕組みです。そのため対象になるのは、店舗の土地建物を自社または経営者個人で所有しているケースに限られます。テナントとして借りている店舗は、売却する不動産がないためリースバックの対象外です。この場合は営業権や設備を譲る居抜き売却(造作譲渡)が選択肢になります。

居抜き売却との違い

同じ「店舗を売る」でも、両者は目的も結果もまったく異なります。

観点リースバック居抜き売却
売るもの土地・建物(不動産)設備・内装・造作(+不動産の場合も)
営業継続できる終了・退去が前提
商圏・常連客そのまま維持手放す
スタッフ雇用を継続できる原則、店とともに離れる
売却後のコスト毎月の賃料なし(事業自体が終了)
向いている場面資金化して事業を続けたい撤退・閉店を決めている

迷ったら「営業を続けたいか」で判断

店を続けたいのに資金繰りの都合で居抜き売却を検討しているなら、先にリースバックの査定を受ける価値があります。逆に撤退を決めているなら、居抜き売却のほうが手続きはシンプルです。

飲食店がリースバックを使うメリット

商圏・常連客・スタッフを守れる

飲食店の価値は立地と積み上げた信用にあります。移転すれば常連客の多くを失い、スタッフの通勤事情も変わります。リースバックなら同じ場所・同じ看板のまま営業でき、目に見えない資産を手放さずに済みます。

まとまった資金を成長投資に回せる

売却代金は一括で受け取れるため、次のような使い途が考えられます。

  • 2号店・3号店の出店資金(多店舗展開)
  • 業態転換やメニュー刷新に伴う改装資金
  • 厨房設備の入れ替え・老朽化対応
  • 借入金の圧縮や運転資金の確保

資金繰り改善の仕組みは事業用リースバックで資金繰りを改善する方法で詳しく解説しています。

注意点:賃料負担と粗利のバランス

賃料は毎月の固定費になる

売却後は賃料が発生し続けます。賃料は「売却価格×期待利回り÷12」が目安で、事業用は住宅より期待利回りが高くなる傾向があります。飲食業は原価率・人件費率が高く粗利が圧迫されやすいため、月商に対する賃料比率を事前に試算し、無理なく払い続けられる水準かを必ず確認してください。

また、売却価格は市場価格の6〜8割が目安とされます。売却価格を上げれば賃料も上がるトレードオフの関係にあるため、必要額と毎月の負担のバランスで条件を設計することが大切です。計算の考え方は賃料の計算方法をご覧ください。

よくある質問

Q. 借りている店舗でもリースバックできますか? A. できません。リースバックは不動産の売却を伴うため、土地建物を所有している場合のみが対象です。賃借中の店舗は居抜き売却(造作譲渡)が選択肢になります。

Q. 経営者個人が所有する店舗でも利用できますか? A. 利用できる場合があります。所有者が売主となり、法人が借主として営業を続ける形など、所有関係に応じたスキームを個別に検討します。

Q. 売却したら内装や設備はどうなりますか? A. 建物と一体の内装は売買対象に含まれるのが一般的ですが、厨房設備などの扱いは契約によります。原状回復や修繕の負担区分とあわせて契約前に確認しましょう。

Q. 将来、店舗を買い戻すことはできますか? A. 契約に買い戻しの条件を定めておけば可能な場合があります。価格・期間を書面で明確にしておくことが重要です。

まとめ

営業を続けたい飲食店にとって、リースバックは「店を手放さずに資金をつくる」現実的な選択肢です。居抜き売却との違いを理解したうえで、売却価格と賃料のバランスを慎重に設計しましょう。仕組みの全体像は法人向けリースバックの基礎、手続きの流れは法人リースバックの流れ、サービス概要は法人向けリースバックをご覧ください。

大阪・関西の法人のご相談は、無料相談フォームよりお気軽にどうぞ。

この記事の執筆・監修

リースバックス 編集部編集部

リースバック・不動産売却に関する情報を、公的機関や事業者の公開情報をもとに調査し、利用者目線でわかりやすくお届けする編集チームです。制度や相場は変化するため、最新情報は専門家への確認を推奨しています。

監修:松浦 誠大宅地建物取引士

株式会社ハース所属の宅地建物取引士。大阪・梅田を拠点に、リースバックを含む不動産売買・賃貸借の実務に携わる。実務者の視点から、記事内容の正確性を確認しています。

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