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法人リースバックの審査基準と必要書類|赤字・債務超過でも可能か
法人・事業用

法人リースバックの審査基準と必要書類|赤字・債務超過でも可能か

法人リースバックの審査で見られるポイントを解説。融資と違い物件の市場性・権利関係が中心となる理由、赤字・債務超過でも検討できる可能性、必要書類の一覧、通りにくいケースと対策をまとめます。

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大阪・関西の法人向けリースバックのページでは、対象物件・仕組み・ご相談の流れをまとめています。

「銀行融資を断られたが、リースバックの審査は通るのか」——法人のお客様から多くいただくご質問です。リースバックの審査は融資審査と性格が異なり、決算内容よりも物件そのものが中心に見られます。赤字や債務超過でも、物件しだいで検討の余地があります。

この記事のポイント

  • 審査の中心は財務内容ではなく「物件の市場性」と「権利関係」
  • 赤字決算・債務超過・融資を断られた後でも、検討できる場合がある
  • 売却代金で借入残債を完済(抵当権を抹消)できることが取引の前提
  • 決算書は「賃料を払い続けられるか」の確認のために提出する
  • 残債が売却価格を上回るケースや権利関係が複雑なケースは難易度が上がる

融資審査との違い

銀行融資では、決算書をもとに返済能力と信用力が審査されます。一方リースバックは不動産の売買なので、買主が見るのは「この物件を購入して賃料収入を得られるか」「将来また売却・賃貸できるか」という不動産投資の目線です。

観点リースバックの審査銀行融資の審査
中心となる対象物件の市場性・権利関係決算内容・信用情報
赤字決算の影響直接の否決要因になりにくい大きなマイナス要因
債務超過の影響物件と残債の関係しだい原則として厳しい
確認される能力賃料の支払い能力元利金の返済能力
担保・抵当権売却代金で完済・抹消が前提新たに設定される

このため、赤字決算や債務超過で融資を断られた法人でも、物件の条件しだいで資金化できる場合があります。ただし無条件ではなく、後述のとおり賃料の支払い能力と残債の状況は確認されます。融資との使い分けは銀行融資・不動産担保ローンとの比較をご覧ください。

審査で見られる6つのポイント

  1. 立地:賃貸・再販の需要があるエリアか
  2. 汎用性:事務所・倉庫など他社でも使いやすい建物か、特殊設備に依存していないか
  3. 遵法性:建築基準法・用途地域に適合しているか、検査済証はあるか
  4. 権利関係:共有・借地・(根)抵当権など、整理すべき権利がないか
  5. 残債とのバランス:借入残高を売却代金で完済できる見込みか
  6. 賃料の支払い能力:事業を継続し、毎月の賃料を払い続けられるか

赤字でも「見通し」を説明できるかがポイント

決算が赤字でも、リースバックによる資金化で資金繰りが改善し、賃料を無理なく払える見通しを説明できれば検討可能な場合があります。逆に、資金化しても賃料負担で事業が続かないと判断されると、条件が厳しくなります。

必要書類の一覧

審査に必要な書類は、大きく「物件の確認」と「賃料支払い能力の確認」の2系統です。

分類書類の例目的
物件・権利関係登記事項証明書、公図・地積測量図、建物図面権利関係・物件概要の確認
税・評価関係固定資産税納税通知書(課税明細)評価額・税負担の確認
借入関係借入残高証明書、返済予定表残債の完済・抵当権抹消の可否判断
会社関係決算書(直近2〜3期)、会社謄本、印鑑証明書賃料支払い能力・契約当事者の確認
建物の状態検査済証、修繕履歴遵法性・建物状態の確認

初回相談は所在地と物件種別が分かれば概算が可能で、書類はステップが進んでから揃えれば問題ありません。書類の取得方法は必要書類の解説も参考になります。

審査に通りにくいケース

  • 残債が売却価格を上回る(オーバーローン):売却代金で残債を完済し抵当権を抹消できることが前提のため、原則むずかしくなります。差額を自己資金で補えるか、金融機関と調整できるかがポイントです(詳しくはローンが残っている場合
  • 権利関係が複雑:共有者の同意が取れない、借地権の地主の承諾が見込めない、複数の(根)抵当権が設定されているなどのケース
  • 物件が特殊すぎる:特定業種専用の設備や需要の乏しい立地など、買主にとって再販・再賃貸が難しい物件

売却価格は市場価格の6〜8割が目安

リースバックの売却価格は、買主が賃貸経営のリスクを負う分、市場価格の6〜8割程度が目安です。残債がこの水準を上回っていないか、早い段階で借入残高証明書と査定額を突き合わせて確認しましょう。

審査から資金化までの流れと期間

流れは「相談 → 査定・現地調査 → 条件提示 → 契約 → 決済」で、査定から決済まで1〜2か月程度が目安です。権利関係が複雑な場合や金融機関との残債調整が必要な場合は、その分の期間を見込んでください。各ステップの詳細は法人リースバックの流れで解説しています。

よくある質問

Q. 赤字決算でも審査に通りますか? A. 審査の中心は物件の市場性・権利関係のため、赤字が直接の否決要因になるとは限りません。資金化後に賃料を払い続けられる見通しがあれば検討できる場合があります。

Q. 債務超過や税金の滞納があっても利用できますか? A. 物件と残債の関係しだいで検討の余地があります。税金の滞納で差押えの登記がある場合は、決済時の解除に向けた調整が必要になるため、早めにご相談ください。

Q. 銀行融資を断られた直後でも相談できますか? A. 可能です。リースバックは融資ではなく資産の売却のため、融資審査の結果に左右されません。ただし残債が売却見込みを上回る場合は難易度が上がります。

Q. 決算書は必ず提出が必要ですか? A. 賃料の支払い能力を確認するため、直近2〜3期分の提出を求められるのが一般的です。内容が悪くても、資金繰りの改善見通しをあわせて説明できれば問題ないケースがあります。

まとめ

法人リースバックの審査は、決算内容よりも「物件の市場性・権利関係・残債とのバランス」が中心で、赤字や債務超過でも物件しだいで検討できる場合があります。書類は登記情報・固定資産税納税通知・借入残高・決算書を早めに揃えるとスムーズです。手続き全体は法人リースバックの流れ、サービス概要は法人向けリースバックをご覧ください。

大阪・関西の法人のご相談は、無料相談フォームよりお気軽にどうぞ。

この記事の執筆・監修

リースバックス 編集部編集部

リースバック・不動産売却に関する情報を、公的機関や事業者の公開情報をもとに調査し、利用者目線でわかりやすくお届けする編集チームです。制度や相場は変化するため、最新情報は専門家への確認を推奨しています。

監修:松浦 誠大宅地建物取引士

株式会社ハース所属の宅地建物取引士。大阪・梅田を拠点に、リースバックを含む不動産売買・賃貸借の実務に携わる。実務者の視点から、記事内容の正確性を確認しています。

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