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リースバックでよくあるトラブル事例と対策
トラブル・注意点

リースバックでよくあるトラブル事例と対策

リースバックで「後悔した」「騙された」と言われるケースには共通点があります。よくあるトラブル事例と、契約前にできる対策を図解・チェックリストつきで解説します。

9分で読めます

リースバックは仕組みを理解せずに契約すると、後悔につながることがあります。

この記事のポイント

  • トラブルの多くは「家賃」「契約形態」「売却価格」「買い戻し」の確認不足から起きる
  • 家賃の改定条件と契約形態(普通借家/定期借家)は、契約前に必ず書面で確認する
  • 売却価格は市場価格の6〜8割が目安。焦らず複数社で比較する
  • 買い戻しを考えるなら、価格・期間を契約書に明記してもらう

事例1:家賃の値上げで住み続けられなくなった

契約当初は家賃8万円だったが、更新時に10万円へ値上げされ、生活が苦しくなって退去せざるを得なくなった——というケースです。月2万円の差でも、年間では24万円。長期では家計に大きく響きます。

なぜ起きるか:家賃は売却価格と想定利回りで決まりますが、改定(値上げ)の条件をあいまいにしたまま契約すると、更新時に想定外の負担増となることがあります。

対策:契約前に「家賃の改定条件」「更新時の取り扱い」を必ず確認しましょう。普通借家契約か定期借家契約かによっても、住み続けやすさが大きく変わります。家賃の決まり方は売却価格と家賃の相場もあわせてご確認ください。

事例2:定期借家契約で期間満了後に退去を求められた

「ずっと住めると思っていたら、契約は定期借家で、数年後に退去になった」というトラブルです。住み続けることを目的にリースバックを選んだのに、肝心の居住が続けられなければ本末転倒です。

なぜ起きるか:定期借家契約は期間満了で終了するのが原則です。「更新できるはず」という思い込みと、契約書の内容を十分確認していなかったことが重なって起こります。

契約形態を必ず確認

長く住み続けたい場合は「普通借家契約」が向いています。「定期借家契約」は期間満了で終了するため、更新・再契約の可否を事前に確認してください。何年住み続けられるのかを、口頭ではなく書面で確かめましょう。

事例3:売却価格が想定より大幅に低かった

急いで契約した結果、相場をよく確認しないまま安く売ってしまった、というケースです。「すぐに資金が必要」という事情につけ込まれ、相場とかけ離れた価格で手放してしまうこともあります。

なぜ起きるか:1社の提示だけで決めてしまい、相場や他社条件と比較しなかったことが主因です。比較対象がないと、その金額が妥当かどうかを判断できません。

対策:リースバックの売却価格は市場の6〜8割が目安です。売却価格と家賃の相場で目安を把握し、複数社で条件を比較しましょう。焦って即決しないことが、結果的に最大の防御になります。

事例4:買い戻したくても価格が高くて戻せない

将来の買い戻しを期待していたが、買戻し価格が売却額より高く、結局戻せなかったケースです。「いつかは買い戻せる」と口頭で言われただけで、条件を書面化していなかった、という例も見られます。

なぜ起きるか:買い戻し価格は売却額より高くなる傾向があります。価格・期限を明確にしないまま「買い戻せる」という期待だけで契約すると、いざというときに資金が足りず断念することになります。

対策:買戻しを考えている場合は、「買戻し価格」「買戻し可能な期間」を契約書で明確にしておきましょう。具体的な数字で「いくらで・いつまでに」戻せるのかを確認しておくと安心です。

トラブルを避けるためのチェックリスト

ここまでの事例に共通するのは、いずれも契約内容の確認不足から生じている点です。次の項目を契約前にチェックしましょう。

契約前に確認したい5項目

  • 売却価格は相場(市場価格の6〜8割が目安)と比べて妥当か
  • 家賃はいくらで、更新時の改定条件はどうか
  • 契約形態は普通借家か定期借家か
  • 何年住み続けられるか(更新・再契約の可否)
  • 買い戻しの価格・期間は書面で明確か

共通する対策は「焦らない・書面で確認・複数社で比較」

紹介したトラブルは、いずれも「急いで」「口頭の説明だけで」「1社のみで」決めたことが背景にあります。逆に言えば、焦らず・書面で確認し・複数社で比較すれば、多くは防げます。

まとめ

リースバックのトラブルの多くは「契約内容の確認不足」から生じます。焦らず条件を比較し、不明点は必ず確認することが大切です。会社・条件の比べ方は失敗しない選び方、「やめたほうがいい」と言われる背景は注意点の記事で詳しく解説しています。

よくある質問

Q. リースバックはやめたほうがいいのでしょうか?

A. 一概には言えません。条件を十分に確認せず契約するとトラブルになりやすい一方、価格・家賃・契約形態・買い戻しを比較して納得して進めれば、有効な選択肢になり得ます。詳しくは「やめたほうがいい」と言われる理由をご覧ください。

Q. トラブルを避けるために最も大切なことは何ですか?

A. 「焦らない・書面で確認する・複数社で比較する」の3つです。多くのトラブルは、急いで・口頭の説明だけで・1社のみで決めたことが背景にあります。

Q. 契約後に家賃を勝手に上げられることはありますか?

A. 改定の条件は契約内容によります。だからこそ、契約前に「家賃の改定条件」「更新時の取り扱い」を書面で確認しておくことが重要です。

関西エリアでの具体的なご相談は、無料相談フォームからどうぞ。

この記事の執筆・監修

リースバックス 編集部編集部

リースバック・不動産売却に関する情報を、公的機関や事業者の公開情報をもとに調査し、利用者目線でわかりやすくお届けする編集チームです。制度や相場は変化するため、最新情報は専門家への確認を推奨しています。

監修:松浦 誠大宅地建物取引士

株式会社ハース所属の宅地建物取引士。大阪・梅田を拠点に、リースバックを含む不動産売買・賃貸借の実務に携わる。実務者の視点から、記事内容の正確性を確認しています。

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